【稼動】見とけ、これが業界人スロッターの立ち回りだ【まどか3】
今日は丸一日空いた。
その上、行きつけのホールで取材系イベントをやっている。
内容は5台並びで設定56を2箇所と言うもの。
塊で高設定が入るこのイベントは比較的設定をツモりやすい反面、
当たり島を見つけても、一台ズレて低設定を打たされるという悲劇を生み出すこともある。
そのリスクを回避しつつ、高設定をしっかりツモるのが実力の見せ所である。
見せてやるよ、業界人スロッターの実力ってやつを。
と言うわけで、その日は開店1時間後あたりに入店。
ある程度どの辺りに入るか狙いは絞っているものの、確実な候補があるわけじゃない。
よくいる軍団グループもそれは同じで、朝イチは分散して入りそうな場所を片っ端から回し始めている段階。
こう言った高設定の塊を探す場合は、軍団の動きはとても参考になる。
参考になるが、真似してはいけない。
相手は数に物を言わせて戦う。
しかしサラリーマンスロッターは、大体の場合一人だ。
そして時間も限られているし、持っている情報も軍団より少ない。
人数も時間も情報もすべての側面で軍団に負けているのに、軍団と同じ立ち回りをしていては決して勝てない。
よくスロットで勝つためのコツとして、「上手い人のまねをしろ」と言われるが、これは一部正解で、大部分が間違っている。
正確には、
「上手い人を参考にして、情報を集める」のが良い。
そんなわけで私は軍団がそこそこ回し始めた開店1時間後あたりに来た。
この時点でマイジャグラーの一部分がやや盛り上がりを見せていた。
4人が並んで座っており、その内2人が軍団。
見てみると確かに、4台ともややレギュラーが走っている。
しかし回転数もかなり浅い。
この浅い回転数で打ち始めるには結構リスクがある。
当たりは5台並び。即ちここが当たりならば、4人の両脇どちらかが高設定ということになる。
少し悩み、私は着席した。
仮にここが当たりの場合、ハイスペックのマイジャグラー。
二度と座ることが出来ない可能性がある。
320G レギュラー
140G ビッグ
221G やめ
無理。
ほかの2人の軍団はまだ粘っているが、俺は粘れん。
5台並びで見て、まだレギュラーは悪くはないが、すさまじく強いわけでもない。
となると、ここが当たりの可能性はまだあるにしろ、確信的ではない。
早い段階で当たり島の確信が持てるならまだしも、このあいまいな状況で打ち続けるくらいならディスクアップを打ってたほうがマシと判断。
(ちなみにこの島はハズレだった)
続いてまどまぎ3の島。
ここもプロが2人着席して、且つ5人並びで座っている箇所があった。
――しかも、5台中3台が直撃ATを引いてる。
さらにそのうちの1台は2回直撃を引いていた。
さすがにここはありそうだと思ってみていたら、さらに直撃を引いていなかったもう一台が直撃。
並びで見ると
●←直撃したところ
○←直撃していないところ
●●●○●←こんな感じ。
こういった状況の中で、一番右の台が空き台となった。すかさず確保。
先に打っていたプロ2人も「あー」と言う顔をする。
仲間の軍団のために掛け持ち確保をしようとしていたのだろうが、そうはいかない。
軍団の動きを参考にしつつ、出し抜いて台を確保する。
これが副業スロッターがソロで生き抜くための戦術だ!
そして打ち始めて間もなく、449G目。
2度目の直撃。
もらった。
……次回へ続く。