現役機種でもっとも辛かったスロット台
マジカルハロウィン5と言えば私の中で、KP Eの出したスロット台として最高の出来だった1台だ。
もともとマジハロシリーズが好きだった私からすれば、前作の4から本来のマジハロシステムに戻した今作はまさに待望の1台だった。(ちなみに4も打ち込んでみるとそれなりに楽しかった)
それだけでなく、レギュラースルー回数狙いの拾いやすさも相まって、打てる機会は非常に多かった。
マジハロ5のどこが優れているかと言えば、一口に答えるのは難しい。
あえて挙げるなら、「知れば知るほど熱くなるポイントがハッキリしているところ」だろう。
叩きどころが非常にハッキリしている。故に熱くなりやすいし、引けたときは楽しい。
知らないまま「え?なんかすごいのいった」では、やはり楽しめているとは言い難い。
どこマジ発生でレギュラーが揃った時、そのレギュラーで結界防衛ゾーンに突入した時、わかっている方なら拳に気合を込めるタイミングだ。
そう言った「熱ポイント」がたまにしか来ないのではなく、随所に散りばめられていることが飽きさせない理由であり、人気の秘訣だと感じている。
……タイトルからだいぶ話がそれた。
ここまで褒めちぎっておいてなんだが、記事のタイトルはもっとも辛かった台、である。
これだけ好きな台なので設定はそこそこ使った。
6も何度も使った。
ハロウィン当日は当然6だ。
お客さんの中でも好きな人はたくさんいた。
自分の担当コーナーでマジハロ5を設置してから半年ほどした時だろうか。
ふと全機種のモード別のデータを洗い出していた。
大体の機種で1.2.4.6は使用しているので(5を使う機種は限られる)、どの機種も4パターン、過去半年における実際の出玉率が表示されている。
大抵の台は4と6は当然100を超えており、1と2は99以下となっているわけだが。
とあるページでマウスをクリックする指が止まった。
1.2.4.6。4パターン全ての出玉率が100を下回っていた。
表示される桁数が(小数点を除いて)全て2桁だったページはここが初めてだ。
なんだこのクソ台は…と思って機種名を見ると。
マジハロ5だった。
6の出玉率99.4%
まじか。
いやたしかにあまり出ている印象はない。
6でも平気でハマるし、そもそもボーナスが引けなくてどうにもなっていないことはよくある。
ついでに言えば目押しのできない方もよく打つので、それも出玉率を下げた原因だろう。
しかし半年だ。
半年の間に6は何度も使ってる。
それで100%超えないというのはかなりやばい。
ちなみに当然のように4はそれよりも更に出玉率は低かった。
自分の収支上ではマジハロ5はきっちりプラスになっていた為、正直信じがたいデータであった。
ちなみにハッキリと覚えていないが1も公表出率を普通に下回る数字だったのは間違いない。
先に言い訳をしておくと、あくまで当店におけるデータである。
全国全てのデータをかき集めれば公表出率に近くなるかもしれないし、そもそも目押しの有無や閉店取りきれずがある為、公表出率より実際の出率はどうしても低くなる。
ちなみにその後半年。
どうせ辛いんだしと思って普段より4や6をイベント日に使うようになったが。
ついにマジハロ5の6が出率100を超えることはなかった......